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陽炎に身を借りる娘と歩く

そう、僕達は夢の中で初めてのデートをする。
あの真っ暗闇に光り輝く南十字星を見るふりをしながら  
君と僕は初めて固く抱き合ってキスをしたよね。

光のピラミッドを眺めながら二人で並んで歩く。
本当に今でも頭に残っている気がする。
でもね、僕はもう覚えていないんだ。

忘れられない、忘れたくない。 
心に閉まっておけばいいのかもしれないけれど
我慢できなくて書いている。
あの抱擁とキスは忘れようとしてもふと思い出す。
 
僕の気持ちは高揚していたと思う。
君との抱擁とキスは今思うと限りなく切なかった。
君の存在を抱き合うことで確かめるような包容。
幸福感を忘れないようにキスで埋めるようなキス。
そんな気がする。

絵を描くことが大好きな君に届けたい。
美術の時間に恥ずかしげもなく、
ひたすら夢中に彼の絵を描いていた淫乱な君に届けたい。

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思い出の先生

僕が一番親しみを感じた教師は
高校時代に化学を教えていた30代の男性教師だった。
外見も性格もスラムダンクの安西先生に似ている。
なぜ親しみを感じたかと言うと、怒らないし偉そうにしないからだ。
ただそれだけだ。

逆に、小学3年生の時の担任のアル中っぽい高齢の男性教師が怖かった。
悪いことをしなくても怒られたのは初めてだったから。
僕は嫌いだったけど、その男性教師は子供達にかなり人気があった。
おそらく、どの子供にも分け隔てなく接したからだろう。
じゃなければ、同級生達は相当頭がイカレてるか、
よほど荒んだ環境にいたドMの集団だったか、どちらかだろう。

そして中学2、3年の時に勉強をひたすら頑張って
担任の女性教師に誉められて嬉しかった。
でも、今思うと、勉強が出来たから優しかったんだと思う。

思えば、僕は勉強が出来ること以外に
教師に誉められたことも好かれることも無かった。
(勉強が出来たと言っても、それは中学時代までの話で
大きな枠で考えればどの程度かは察してください)

そして今現在、何の魅力も無くなった自分が悲しい。
ひたすら悲しい・・・
よくブログに自虐ネタを晒す人がいるけど
切羽詰まった状況でもそうさせるのは、実際は切羽詰まっていないか、
なんとかなると思っている心の余裕から来るもののどちらかだろう。

僕から見ても、こりゃ社会復帰は無理だなと思うブロガーがいるけど
彼らは「いつか誰かが助けてくれる」と本気で思っている。
それが女性なら手を差し伸べてくれる下賤もいるだろうが
貧乏な見知らぬおっさんを助けてくれる人が本当にいると思ってるのかな。

また、こういう連中は自己評価と理想の高さは相当なもので
体力を使わない職業で高給を望んでるし、
助けてくれるのは若い女性にと妄想なんかしている。
いずれは誰も助けてくれないという現実に気が付き、
自分の価値は0だと理解した時が
ようやく社会復帰への第一歩となるのだろう。

おそらく、つまらないジョークや夢物語を語るどころか、
ブログをやってる状況じゃなくなってると思うけど
絶望の中で生を感じられるといいね。

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プロフィール

HN:
ミロ
年齢:
35
性別:
男性
誕生日:
1989/09/23
自己紹介:
自分さえ死ねば家族も楽になるし、迷惑や不愉快になることもないのに。
(…と思っていた時期が俺にもありました)
どうしたら生きていたいという思考になるのか解らない。
日々ネガティブ。

 

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